A4サイズ×カラーE Ink！「BOOX Tab X C」登場

2025年5月28日

「A4サイズでカラーの電子ペーパーが使えたら…」そんな願いが叶う端末がついに登場しました。その名も「BOOX Tab X C」。

E Inkカラーの13.3インチディスプレイ、しかもAndroid 13搭載でPlayストアも利用可能という、ちょっと変態スペックなこの端末。正直、かなりニッチです。でも、刺さる人にはドンピシャな一台になってます。

BOOXって何者？

BOOXは中国ONYX INTERNATIONALが展開している電子ペーパーデバイスのブランド。電子書籍リーダーに始まり、Android搭載でアプリが使えるシリーズまで幅広く展開中。

特徴は「E InkなのにAndroid」「手書きが強い」「多機能すぎて電子書籍リーダーの枠を超えてる」などなど。ペーパーレスノートやPDFビューワーとして熱狂的なファンがいるメーカーです。

そして今回の「Tab X C」は、13.3インチという大画面＆カラー電子ペーパーを搭載した、かなり野心的なモデルです。

まず結論：こんな人に刺さる！

要するに、情報をカラーで、そして目に優しく、デカく、効率よく扱いたい人向けです。癖はあるけど、ハマると手放せないタイプ。

BOOX

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ポチップ

見た目とサイズ感

画面は13.3インチ。Kaleido 3パネル搭載で、カラーも出るE Inkです。サイズは287.5×243×5.3mmで、ほぼA4サイズ。重さは約625g。

厚み5.3mmという超薄設計なので、サイズのわりに軽い印象。とはいえ、片手持ちはちょっとしんどい。基本は机置きor膝の上運用になります。

Kaleido 3は最新のカラーE Inkパネルで、カラーは150ppi、モノクロは300ppiの高解像度。写真を見るには解像度がやや物足りないものの、PDFや雑誌、グラフ、マンガ用途には十分実用的。

特に、

など、地味だけど便利なメリットが光ります。

同梱のInkSpireスタイラスは4096段階の筆圧感知＋傾き検知対応。

スマートスクリプト（Smart Scribe）というAI補助機能があり、手書き文字の整形や図形の補正、ハイライトや下線も簡単。書いた内容はクラウドに保存して別端末と共有もOK。

ノート好きや手書き派にはたまらない完成度です。

地味にすごいのがここ。Android 13を搭載し、Google Playにも対応。ChromeやKindle、OneNoteなど、お好みのアプリを追加できます。

ただしE Ink特有のリフレッシュ速度の遅さがあるので、動画やスクロール多めのアプリはやや不向き。それでも「自分好みの読書・作業環境」が作れるのは大きな魅力。

項目	内容
CPU	Qualcomm 8コア（最大2.8GHz）＋BSR搭載
RAM	6GB
ストレージ	128GB
ディスプレイ	13.3インチ Kaleido 3 カラーE Ink（フラットカバーレンズ）
解像度（モノクロ）	3200×2400（300ppi）
解像度（カラー）	1600×1200（150ppi）
タッチ操作	スタイラス（4096段階筆圧検知）＋静電容量方式タッチ
フロントライト	デュアルトーン（白色／暖色）対応
Wi-Fi	IEEE 802.11a/b/g/n/ac（2.4GHz＋5GHz）
Bluetooth	5.0
バッテリー容量	5500mAh（リチウムポリマー）
ポート	USB Type-C（OTG対応）
スピーカー	デュアルスピーカー搭載
マイク	あり
Gセンサー	あり
OS	Android 13（Google Play対応）
本体サイズ	287.5×243×5.3mm
本体重量	約625g
電子書籍対応形式	PDF, EPUB, MOBI, AZW3, CBR, CBZ など26種以上
画像／音声対応形式	PNG, JPG, TIFF／WAV, MP3