Redmiブランドから、小型ハイエンドタブレット「Redmi K Pad」が中国市場で正式発表されました。コンパクトながらも最新世代の性能と豊富な機能を備えており、ゲーミングやビジネス、エンタメなど幅広い用途で活躍が期待されます。

8.8インチ3Kディスプレイと165Hzリフレッシュレート
本体には8.8インチの3K LCDディスプレイ(3,008×1,880 / 403ppi)を搭載。165Hzの高リフレッシュレートや372Hzのタッチサンプリング、700nitsの高輝度表示に対応し、なめらかで明るい視認性を実現しています。さらに、12bitの色深度やP3広色域にも対応しており、映像編集やイラスト制作といったクリエイティブ用途にも最適です。

また、Gorilla Glass 5で保護されたディスプレイは、DC調光、低ブルーライト、フリッカーフリーといった多彩な視力保護機能も備え、「青山護眼」などの独自モードにも対応しています。
MediaTek Dimensity 9400+と高性能冷却機構
プロセッサには、MediaTek Dimensity 9400+(最大3.73GHz)を採用。TSMCの3nmプロセスで製造され、12コアGPU「Immortalis-G925」や新型NPUも搭載。処理能力と電力効率を両立しています。
冷却面では中置SoC構造に加え、12,050mm²の大型アルミ液冷VCプレートとAI温度制御(11点センサー)を採用。高負荷時でも温度を適切に管理し、発熱を抑えて安定したパフォーマンスを発揮します。

大容量メモリ・ストレージ構成
メモリは8GB / 12GB / 16GB(LPDDR5XまたはLPDDR5T)、ストレージは256GB / 512GB / 1TB(UFS 4.1)と、上位モデルではタブレットとは思えない大容量構成が用意されています。ヘビーなゲームや複数アプリ同時使用でも快適な動作が期待できます。
充電・給電機能が充実
バッテリーは7,500mAhで、67Wの高速充電と18Wの有線リバースチャージに対応。バイパス充電Plus機能により、充電中の発熱を抑え、長時間のゲームや動画視聴でも快適です。

デュアルUSB-C搭載で高い拡張性
Redmi K Padは2つのUSB-Cポートを備えており、長辺側はUSB 3.2 Gen1/DP1.4対応で映像出力や高速データ転送が可能。短辺側はUSB 2.0対応で、マウスやUSBメモリの接続に便利です。USB-Cポートを活かしたデュアル接続もでき、手元の操作性を損なわず拡張性に優れています。
音響・振動もプレミアム仕様
音響面では、クアッドボイスコイル構造のデュアルスピーカーを採用し、Dolby Atmosや空間オーディオにも対応。動画や音楽コンテンツを高音質で楽しめます。また、デュアルX軸リニアモーター(0815大サイズ)を搭載し、ゲームや通知の振動フィードバックも強化されています。
ゲームに特化した設計
Redmi K Padは、165Hz駆動のゲームを含む60本以上のタイトルに対応。ゲーム用AIアシスタント2.0や超広視野モード、クラウドゲーム連携、ゲーム操作エリアの最適化など、ゲーマーのための工夫が盛り込まれています。
Apple連携やAIツールで生産性も
Apple製品との連携にも対応しており、iPhoneやMacとファイルや画像のやり取りが可能です。さらに、AI文字起こし、リアルタイム字幕翻訳(29言語対応)、AI文書作成アシスタントなど、生産性を支援する機能も満載です。
カラーバリエーションと価格



- スプルースグリーン(雲杉绿)
- ミスティバイオレット(烟霞紫)
- ディープブラック(深邃黑)
構成別の価格は以下の通りです。
メモリ / ストレージ構成 | 規格 | 価格(中国) | 価格(日本) |
---|---|---|---|
8GB + 256GB | LPDDR5X / UFS 4.1 | 2,799元 | 約56,000円 |
12GB + 256GB | LPDDR5X / UFS 4.1 | 3,099元 | 約62,000円 |
12GB + 512GB | LPDDR5X / UFS 4.1 | 3,399元 | 約68,000円 |
16GB + 512GB | LPDDR5T / UFS 4.1 | 3,599元 | 約72,000円 |
16GB + 1TB | LPDDR5T / UFS 4.1 | 4,199元 | 約84,000円 |
スペック表
項目 | 内容 |
OS | Xiaomi HyperOS 2(Androidベース) |
ディスプレイ | 8.8インチ 3K LCD(3,008×1,880)、165Hz、700nits、12bit、P3広色域、Gorilla Glass 5 |
SoC | MediaTek Dimensity 9400+(最大3.73GHz / 3nmプロセス) |
メモリ | 8GB / 12GB / 16GB(LPDDR5X / LPDDR5T) |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB(UFS 4.1) |
バッテリー | 7,500mAh、67W急速充電、18W逆充電、バイパス給電対応 |
スピーカー | クアッドボイスコイルデュアルスピーカー、Dolby Atmos、空間オーディオ |
振動 | デュアルX軸リニアモーター(0815大サイズ) |
インターフェース | デュアルUSB-C(USB 3.2 Gen1 + USB 2.0)、DP1.4映像出力対応 |
通信 | Wi-Fi 7(三周波対応)、Bluetooth 5.4、Gammaアンテナ搭載 |
サイズ・重量 | 約205.13×132.03×6.46mm、約326g |
カメラ | リア:1,300万画素 / フロント:800万画素、4K撮影対応 |
カラー | スプルースグリーン、ミスティバイオレット、ディープブラック |
まとめ
Redmi K Padは、小型ながらもハイエンドな性能を詰め込んだAndroidタブレットです。高精細ディスプレイ、高性能SoC、拡張性に優れるポート構成に加え、ゲーミングやAI活用、クロスデバイス連携まで幅広く対応。持ち運びやすいサイズ感と先進機能を両立させた、まさに「ポケットに入る高性能フラッグシップ」と言える一台です。
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