国内で注目を集めている「Alphawolf LPad2」シリーズに、新モデル LPad2S が登場しました。最新OSのAndroid 15を採用し、性能面や使い勝手が大幅に進化しています。前モデルからの改善点も気になるところですが、今回のLPad2Sは「日常で安心して使える万能タブレット」をさらに磨き上げた印象です。

ディスプレイとデザイン
本体には10.1インチのIPS In-Cellディスプレイを採用。解像度は1,280×800とフルHDには届きませんが、日常利用には十分な視認性を確保しています。最大輝度は約350nitsで屋内利用が快適。狭額縁デザインを採用し、コンパクトながら動画視聴や電子書籍でも見やすい構成です。

性能面の強化
搭載するSoCは UNISOC T615。オクタコア構成で、前世代はT606やT610になっていましたがそれらに比べパフォーマンスが向上しており、複数アプリを同時に扱う場面でも余裕があります。Amazonの商品説明では「A523より2倍高速」と謳われており、Web閲覧や動画再生、ビジネス用途でも不足のない処理性能を発揮します。

AnTuTuベンチマークでは約30万といった所です。
動画視聴やウェブサーフィンなら問題なしでしょう。激しい動きのゲームなどには不向きかと思います。

さらに、OSは Android 15。最新の64ビットアプリに最適化され、起動や応答速度が向上。AIとの統合機能も盛り込まれ、よりスマートな操作体験を実現しています。前モデルでもAndroid15版を後半に出していましたが今回もAndroid15を採用されています。
メモリとストレージ
メモリは8GBに加え、仮想メモリ12GBを利用でき、合計20GB相当として動作。アプリを多く立ち上げるヘビーユースにも対応できます。ストレージは128GBで、最大2TBのmicroSD拡張にも対応。写真や動画を大量に保存するユーザーでも安心です。

バッテリーと充電
バッテリーは6,000mAhと大容量。さらに省電力モードを備え、外出先での長時間利用にも配慮されています。充電はUSB-Cポートから行え、10W充電に対応しています。
通信・機能面
Wi-Fi 5とBluetooth 5.0を搭載。さらに、GPS+Beidou+Galileo+Glonassの4システム測位に対応し、ナビゲーション用途でも活躍します。顔認証でのロック解除や、Google認証(GMS)による豊富なアプリ利用も可能。独立した3.5mmイヤホンジャックも備えており、使い勝手に配慮されています。
LPad2 から LPad2S への主な進化点
前モデル「LPad2」と比較すると、LPad2Sでは以下の点がアップデートされています。
- OSがAndroid 14 → Android 15に進化
最新OSによりシステム最適化とAI統合機能が追加。 - CPUがUNISOC T606 or T610 → UNISOC T615に刷新
処理性能が向上し、マルチタスク性能も強化。 - メモリ機能の強化
LPad2では8GB+仮想12GBで合計20GBとされていましたが、LPad2Sでは仮想メモリの割り当て動作がより最適化され、安定性が向上。 - GPS機能が強化
LPad2Sは複数衛星測位(GPS+Beidou+Galileo+Glonass)をサポート。ナビ精度が向上。 - ソフトウェアの改善
システムアップデート機能が提供され、出荷後の改善にも対応。
全体的に「性能・安定性・機能性」を底上げしたのがLPad2Sと言えるでしょう。

Alphawolf LPad2 と LPad2S の比較表
LPad2 | LPad2S | |
---|---|---|
OS | Android 14 | Android 15 |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS In-Cell / 1280×800 / 約350nits | 10.1インチ IPS In-Cell / 1280×800 / 約350nits |
CPU | UNISOC T610(オクタコア) | UNISOC T615(オクタコア、性能強化) |
メモリ | 8GB RAM + 12GB 仮想RAM(合計20GB相当) | 8GB RAM + 12GB 仮想RAM(合計20GB相当、最適化) |
ストレージ | 128GB(UFS 2.2) / 最大2TB microSD対応 | 128GB(UFS 2.2) / 最大2TB microSD対応 |
バッテリー | 6,000mAh / USB-C充電 | 6,000mAh / USB-C充電 |
重量・サイズ | 約420g / 約257×178×7.6mm | 約420g / 約257×178×7.6mm |
その他 | GMS認証済 / 日本国内サポートあり | GMS認証済 / 日本国内サポートあり |
スペック表
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Android 15 |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS In-Cell / 1,280×800 / 350nits |
CPU | UNISOC T615 オクタコア |
メモリ | 8GB+仮想12GB(合計20GB) |
ストレージ | 128GB UFS 2.2 / 最大2TB microSD対応 |
バッテリー | 6,000mAh / USB-C充電(10W) |
カメラ | フロント 500万画素 / リア 800万画素 |
スピーカー | デュアルステレオスピーカー |
通信 | Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.0 |
測位 | GPS / Beidou / Galileo / Glonass |
認証 | 顔認証対応 |
オーディオ | 3.5mmヘッドフォンジャックあり |
DRM | Widevine L1 対応(Netflixなど1080P再生可) |
まとめ
Alphawolf LPad2S は、前モデルの「LPad2」をベースに着実にブラッシュアップされた一台です。Android 15の採用やUNISOC T615への刷新、複数衛星測位対応など、使いやすさと実用性をさらに強化。エンタメからビジネスまで幅広く使えるタブレットを求めている方には、要注目のモデルです。


2025年8月末の時点で約3,600円OFFの11,999円でした。
関連商品



