
クーラーボックス本体を選んだ後は、収納力と手返しの良さをアップさせるカスタマイズがポイントです。まずは サイドボックス を取り付けて、釣行中の動作を快適にする方法を紹介します。
サイドボックスを装着して収納力アップ
今回のカスタマイズの中で特に工夫したのが、ダイワ「CPサイドボックスハード」 の取り付けです。


このサイドボックスは、替えスプールや小物類を収納できるハードタイプのアクセサリーで、両開きフタや仕切り付きの中箱が付属している便利なアイテムです。クーラーボックスの左右どちら側にも取り付け可能で、釣行中の使い勝手を大きく向上させてくれます。

一応補足として

上図のようにハンドルを外す時はハンドルを真横に向けて、引っかかり部分がピッタリ合うように引き抜きます。素材が柔らかいので手で取りにくい場合は隙間にドライバーを挟むなどしてテコの原理で外すと安全に取り外すことが出来ました。
サイドボックス説明




サイドボックス取付時の問題点
ただし問題は、サイドボックスを取り付ける際に本来はクーラーボックスのハンドルを外さなければならない という点。持ち運びを考えるとハンドルは残したいので、ここは自分なりに工夫しました。

改良方法
サイドボックスはクーラーボックスに密着して付ける仕様になっていますので、この部分にハンドル部分サイズのスペーサーを付けてやるだけで簡単にできるのでは?という単純な発想でやってみました。
具体的には、ホームセンターで購入した 3mm厚のマルチスペーサーを2枚重ねて6mm嵩増し することで、ハンドルを付けたままサイドボックスを取り付けられるようにしました。


さらに、超強力両面テープを補強として併用。このひと手間で安定感が増し、安心して使えるようになりました。

使用した両面テープは超強力のものを使用しました。
実は後々の事を考えて「はがせる両面テープ」を使ってみましたが心許ない感じだったので強力なものに変更しました。




完成

まとめ
実際に使ってみて感じたのは、片側だけに付けると持ち運び時にバランスが微妙だという こと。今後は左右両側に取り付けて、より安定した使い心地にしたいと考えています。
クーラーボックスの機能を損なわず、小物の収納力を大きくアップできるこのサイドボックスは、非常に満足度の高いカスタマイズとなりました。

サイドボックスを付けて、持ち運びや釣り場での作業効率が大幅に向上しました。純正パーツをうまく組み合わせるだけでも、快適さは格段にアップします。次の記事では、竿掛けやエサ箱ホルダー・タオル掛けなどの細かい工夫を紹介します。
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